小学校でプログラミング教育が必修化となり、実際に働く先生達への負担は更に増していると言われています。
授業の進め方がわからなかったり、他の教科と織り交ぜて授業を行うためにはどうしたらいいのか悩んでしまうという声もあがっているようです。
そのような現場で悩む先生たちをお助けしてくれると期待されているのが、デジタル教材の「まなっぷ」です。
今回は、まなっぷとはどのような教材なのか、特徴や利用方法などをお調べしましたのでご紹介していきたいと思います。
まなっぷとは?
「まなっぷ」は、株式会社ゼンリンが開発した地図を活用したプログラミング教材です。
株式会社ゼンリンは、独自の調査で教育現場ではプログラミング教育の授業方法に悩んでいるという声があることを発見し、地図を基にして、悩みを解決すべく「まなっぷ」を生み出しました。
したがって、「まなっぷ」の内容は学習指導要領に沿って構成されており、現場の先生たちに貢献できる教材を目指して作られています。
数多くあるプログラミング教材の中でも、学習指導要領に沿った教材は「まなっぷ」が初となります。
「まなっぷ」は、社会科のような既存の教科で活用するだけでなく、遠足や課外授業などの学校行事と織り交ぜながらプログラミングを楽しく学ぶことが期待されています。
まなっぷの特徴
「まなっぷ」はブラウザ型のプログラミング教材と学習指導計画案集の2つをセットにした商品構成です。
学習指導計画案集は、福岡教育大学・小田泰司教授が監修しており、指導方法や進め方、プログラミングの作り方の例が掲載されています。
授業の進め方がわからない先生方でも学習指導計画案集を読めばスムーズに授業を進めることが可能です。
また、小学3年生~6年生を対象に作成されていますが、他学年でも使用可能で、地図を扱う様々な授業で活用することが出来ます。
プログラミングは代表的なスクラッチを採用したもので、ブロックを組み合わせて命令を出していく仕組みです。
複雑な操作はないため、プログラミング初心者の方でも楽しく学べます。
地図上で線を描いたり写真や地図記号を載せてみたりと、地図の中で創造しながら様々な表現を楽しめます。
更に、地図を創り上げるだけでなく授業で作成したオリジナルの地図を発表しあったり、アイデアを交換しあうことで学びの理解も深まります。
まなっぷの利用方法
幼稚園、小学校、中学校の教職員及び教育委員職員、教育団体職員など、まなっぷを授業でご利用される方が申込する必要があります。
個人で申込して使えないようです。
- 利用プラン・・初年度無料
- 利用ID・・先生と生徒それぞれに発行
- 利用端末・・Windows 10 Pro相当でEdge(Chromium版)、Google ChromeBookでGoogle Chrome、iPadでSafari
- 養える力・・プログラミング的思考、コミュニケーション力、創造力
まなっぷ まとめ
今回は「まなっぷ」についてご紹介していきましたがいかがだったでしょうか。
プログラミング教育は将来を担っていく子ども達に必要な力を養っていく重要な役割を果たしていくと言われています。
生徒も楽しく学べて、先生方もスムーズに授業を進めることができる「まなっぷ」を活用して、是非プログラミング教育を行ってみて頂けると嬉しいです。