オンラインスクールを受講するなら、何が必要なの?PCもしくはスマホで十分?そんな風にお悩みの方に、本記事ではiPadをオンラインスクールのお供としてオススメします。
では、なぜiPadなのか?PCや他社のデバイスではダメなのか、その理由についてや、一緒に用意すべきツールまたは環境などを解説しています。本記事を読めば、どんな商品を選べば良いのかが分かり、また効率よく学習を進めていくことができるでしょう。
iPadがオンラインスクールにおすすめな理由
オンラインスクールに是非iPadをお供に…とオススメした理由ですが、主に次の2つがあります。
オススメの理由
- オンライン英会話スクールで活用できる
- プログラミングも可能
ということです。
しかしこれだと、PCでも他社のタブレットでも同じじゃないの?そう思われた方もいるかもしれません。そこで、具体的にどのような点でiPadをオススメしたのか、その詳細についてもう少し詳しく解説していきます。
iPadがオススメな理由①iPadはオンライン英会話スクールで活用できる
『iPadはオンライン英会話スクールで活用できる』についてですが、例えば次の点で、「iPadは他社と比べ使いやすい」という意見があります。
②iPadは安心して使える
③iPadは画面分割機能がある
④iPadはアプリを活用して学習を管理しやすい
⑤iPadは立ち上がりが早い
⑥iPadはレッスン教材が読みやすく使いやすい
⑦iPadは勉強感がなく楽しく受けられる
⑧iPadは描画しやすい
これらが理由で、iPadは特にオススメしたい商品といえるのです。
iPadはスペックを気にせず選べる
1つ目の、『iPadはスペックを気にせず選べる』についてですが、iPadはAppleが開発・製造し、Apple専用のチップやiOSが搭載されていますよね。
そのため、特にスペックを気にせず購入したとしても、「スペックが悪すぎて使えない」なんてことが起きにくいといえます。
一方、他社製品では、様々なメーカーがOSを製造し、販売しています。
その為、物によってスペックが異なり、細かくスペックを確認せず商品を選ぶと「もっと使いやすいと思っていた…」なんて失敗が起きかねません。
例えば、安いからこれにしよう!と決め購入したものの、安いものはやはり"それなり"だったりします。
中には、オンライン授業に欠かせない『カメラ』がついていなかったりもするので、商品選びは、より慎重に行わなければならないのです。
その点、iPadはそこまでする必要がなく、高スペックのものが買えるということですね。
iPadは安心して使える
2つ目の『iPadは安心して使える』についてですが、Apple製品は、セキュリティレベルが高いことで知られています。
例えば前にも言いましたが、Appleは自社でOSを開発していたり、アプリにおいても、Appleが認可したものしかインストールできないなど、セキュリティ面においても抜け目がありません。
さらに、アップル製品は、定期的にアップデートが行われますよね。
このアップデートの目的は、OSやアプリで発見された不具合の修正や、機能の追加、またセキュリティなどの強化などですが、他社製品はどうかというと、Apple製品と比べてあまりアップデートされていないというのが現状だそうです。
また、iPadを仕事で使っている人も多く、つまり世界で最も信頼され使われているデバイスといっても過言ではないでしょう。
iPadは画面分割機能がある
『iPadは画面分割機能がある』についてですが、iPadには、"Split View"という機能があります。
この"Split View"という機能は、画面を2つに分割して複数アプリを同時に行える機能ですが、この機能こそ、オンライン授業にはもってこいの機能といえます。
例えば、片方の画面で先生と会話しながら、もう一方の画面ではメモアプリを立ち上げてメモしたり、Safariを起動させて調べ物をしたりと同時に色んなことができます。
また、嬉しいのが、どのiPadにも便利で使い勝手の良い純正アプリが備わっているということです。
それらのアプリを駆使し、工夫しながら学習すれば、通常に比べ学習効果の倍増が期待できます。
iPadはアプリを活用して学習を管理しやすい
『iPadはアプリを活用して学習を管理しやすい』についてですが、前でも少し触れた【メモアプリ】もそうですが、その他にも色々と学習を管理しやすいアプリが備わっています。
例えば、オンライン英会話や英語学習で役立つアプリと言われているのが主に次の3つです。
- メモ
- リマインダー
- カレンダー
前にも触れましたが、授業を受けながら同時に重要な内容をメモするのに役立ちます。
例えば、忘れがちなオンライン授業の日を、事前に自分にお知らせしてくれる機能のことです。
せっかく予約していたのに、「忘れた!」ということが起こらないように設定しておくと良いでしょう。
自分がどこまで学習を進められたのかをメモし、それを可視化することができます。
また、カレンダーに自身の学習を記録することで、モチベーションアップにもつながります。
iPadは立ち上がりが早い
『iPadは立ち上がりが早い』についてですが、例えばPCと比べるとFace IDでロック解除または、指紋認証などですぐに画面が開きますよね。
つまり、iPadであれば、立ち上がりまでの煩わしさが皆無と言え、「やる気になったら即学習!」が可能といえます。
iPadはレッスン教材が読みやすく使いやすい
『iPadはレッスン教材が読みやすく使いやすい』についてですが、オンライン学習では、教材を使用する場面も多々出てくるでしょう。
その点iPadであれば、大きな画面なので見やすく目にも負担が少ないといえます。
一方、スマホであれば、画面が小さく教材が見づらいだけでなく、先生の表情も見えにくいですよね。
英会話になると、特に大事になってくる、表情の読み取りや口の動かし方も「いまいち分かりにくい」となると、学習意欲も下がります。
iPadは勉強感がなく楽しく受けられる
『iPadは勉強感がなく楽しく受けられる』についてですが、例えばPCになると、どうしても"勉強感"が出てしまいます。
一方iPadであれば、普段Youtubeやゲームをするのと似た感覚になり、「楽しく受講できる」という意見があるのです。
特に、お子さんにとってiPadを使っての受講の効果は絶大と言われており、積極的にレッスンを受けてくれるので、継続的に勉強をしてくれるなど相乗効果も期待できます。
iPadは描画しやすい
最後の、『iPadは描画しやすい』という点においてですが、オンライン学習で求められる機能の1つに「描画のしやすさ」が挙げられるとのこと。
その点iPadは、全シリーズ描画機能が標準装備されていますし、専用のApple Pencilなどもあり、描画に適したデバイスともいえます。
一方、他社のデバイスの場合、そこまで描画機能に重点を置かれていない可能性も高く、快適に描画できるかどうか、スペックや機能を確認する必要があります。
特に、娯楽用やデスク用のタブレットであれば、描画性能を最低限まで落としている可能性があり、要注意ということです。
では、次の『iPadがオススメな理由その②プログラミングも可能』についてもう少し解説していきます。
iPadがオススメな理由②プログラミングも可能
iPadがオススメな理由に『プログラミングも可能』ということですが、どういうことなのでしょうか?
プログラミングと聞くと、真っ先にPCを思い浮かべる人も多いと思います。
しかし、実はiPadでもプログラミング学習が可能なのです。
例えば、テキストエディタやIDE(統合開発環境)のアプリを入れると、様々なプログラミング言語が扱えるようになります。
例えば、その中でもオススメな言語が『Swift』と『Python』です。
ちなみに『Swift』に関しては、Appleが開発した言語で、アプリ『Swift Playgrounds』では、プログラミングをゲーム感覚で学ぶことができます。
また『Python』に至っても、アプリ『Pythonista(有料)』などをダウンロードすることによって、アプリ自体を開発できます。
つまり、簡単なプログラミング学習や、アプリ開発は、iPadでも十分に可能だということです。
オンラインスクールでiPadと一緒に用意して欲しいツール
iPadをオンラインスクールで使用するなら、これだけは揃えてほしいツールはこちらです。
- 外付けキーボード
- Wi-Fi環境
まず、プログラミングをするのであれば、プログラミング言語を入力することも出てきますよね。
iPadは、文字を画面上で入力することもできますが、画面半分ほどをキーボードが占領してしまうので、正直打ち辛いです。
そこで、外付けキーボードを用意していただくことによって、その打ち辛さの解消に役立てて欲しいなと思います。
また、Wi-Fi環境の必要性はiPad製品に限ってではありませんが、オンラインスクールを受講する際にはネット環境は欠かせません。
さらに、外出先でもオンライン授業を考えているという人は、モバイル型のWi-Fiや、スマートフォンの『テザリング機能』を使用するのもオススメです。
オンラインスクールでiPad使用により起こりうるデメリットは?
これまで、iPadがオンラインスクールにオススメする理由を述べてきましたが、当然iPad使用時で起こりうる問題点もありますよね。
そのデメリットについても確認しておきましょう。
②PCに比べて文字が入力しづらい
③全てのオンラインスクールで利用できるわけではない
④iPadは高スペックだけど高額
PCに比べて処理能力が落ちる
やはり、処理能力の点でいえば、デバイスがPCにかなうものではありません。
例えば、学習時に複数のアプリを同時に処理すると、画面が固まったり、音声に乱れが生じることもあるかもしれないのです。
とはいえ、オンライン英会話を受講するだけであれば、それほど大きな処理能力を必要としませんし、心配であれば処理能力がより優れている最新チップが入ったものを購入すると良いでしょう。
例えば、Appleの公式発表では、M2チップはM1チップよりも1.4倍速い処理速度になっているそうです。
ただ、M1チップでも十分な性能を発揮していますので、初心者~中級者の方の通常の使い方であれば、特に変化は感じられないとも報告されています。
PCに比べて文字が入力しづらい
iPadは、外付けキーボードがないと直接画面上のキーボードで文字を打つことになります。
前にも話しましたが、そうなるとキーボード画面が半分を占めてしまうので、英会話では教師の顔が見づらくなりますし、使い勝手が悪く感じられるかもしれません。
ですので、是非外付けキーボードを購入していただき、快適に使用して欲しいなと思います。
全てのオンラインスクールで利用できるわけではない
これまで散々オンラインスクールを受講するにあたってiPadは便利だと解説してきました。
しかし、残念ながらiPadでは、全てのオンラインスクールで利用できるわけではないということも言っておく必要があります。
この点について、iPadを購入したものの「実は使えなかった」なんてことにならないように、事前に各社オンラインスクールの公式HPで、iPadが使えるかどうかを確認しておくと良いでしょう。
iPadは高スペックだけど高額
iPadは1番安いものでも6万円以上しますよね。
確かにこの値段では「高い」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、それだけ高くてもiPadをオススメするのは、やはり前でも解説したように『安全性に優れている』という点が最も大きいです。
その点でいえば、実はiPadはコスパが良いということも解説しておきましょう。
iPadは、自社で開発および製造されたOSを使い、Appleが認可したアプリしか使用できないと解説しましたが、そのため、外から得体の知れないウイルスに感染しにくいので、予想外のトラブルにも見舞われにくいです。
その為、他社製品で必要とされるウイルスソフトの追加導入も必要ありませんし、外部のソフトウェアの導入も必要ではありません。
つまり、実は他社製品もそれらソフトを導入すると、アップル製品とさほど値段が変わらなくなってくる場合が多いのです。
つまり、iPadは、値段に見合った製品で、むしろコスパの良い製品ということになります。
オンラインスクールでiPadを使用するなら10インチ以上がおすすめ
英会話や、プログラミングもそうですが、もしオンラインスクールでiPadを使用するならば、できれば10インチまたは11インチのものをおすすめします。
なぜなら、iPad miniのような画面の小さなものだと、できなくはないものの、やはり画面が小さくて見づらいですし、長時間の使用になると目の負担につながります。
これらのこと考えるならば、画面は大きければ大きいほうが良いということになりますが、持ち運ぶことを考えていらっしゃる方は、大きすぎない10~11インチのものが最適です。
オンラインスクール用であれば、iPadかiPad Airで十分!
iPadは、前の表にもあるように主に4つの種類(iPad mini、iPad、iPad Air、iPad Pro)に分けられています。
この中で、あえていうならオンラインスクールに最適なのは、iPadもしくはiPad Airだと思います。
なぜなら、前でも言った通り画面は10~11インチぐらいは欲しいということと、高スペックすぎるiPad Proは、その機能を使いきれず勿体ないからです。
とはいえ、「持ち運びを重視していてより小さくて軽いのが良いんだ!」という人には、iPad miniが最適ですし、「ガンガンアプリを開発するんだ」という方には、1/2TBなど大容量も備えたiPad Proでも良いのかもしれません。
つまり、ご自身が「今後どのように使っていきたいのか?」なども考え購入すると失敗も少ないかと思います。
iPad種類別一覧(iPad・iPad mini・iPad Air・iPad Pro)
iPadには大きく分けて4種類ありますが、スペックにどんな違いがあるのでしょうか?購入時の参考として是非ご活用ください。
8.3インチ iPad mini 第7世代 | 11インチ iPad Air(M2) | 10.9インチ iPad 第10世代 | 11インチiPad Pro 第7世代 | |
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モデル | Wi-Fiモデル、Wi-Fi+Cellularモデル | Wi-Fiモデル、Wi-Fi+Cellularモデル | Wi-Fiモデル、Wi-Fi+Cellularモデル | Wi-Fiモデル、Wi-Fi+Cellularモデル |
カラー | ブルー・パープル・スターライト・スペースグレイ | スペースグレイ・ブルー・パープル・スターライト | シルバー・ブルー・ピンク・イエロー | スペースグレイ・シルバー |
容量 | 128GB/256GB/512GB | 128GB/256GB/512GB/1TB | 64GB/256GB | 256GB/512GB/1TB/2TB |
サイズと重量 | 8.3インチ(高さ195.4mm x 幅134.8mm x 厚さ6.3mm) | 11インチ(高さ247.6mm x 幅178.5mm x 厚さ6.1mm) | 10.9インチ(高さ248.6mm x 幅179.5mm x 厚さ7mm) | 11インチ(高さ249.7mm x 幅177.5mm x 厚さ5.3mm) |
重量 | 293g(Wi-Fiモデル)/297g(Wi-Fi+Cellularモデル) | 462g(Wi-Fiモデル、Wi-Fi+Cellularモデル) | 477g(Wi-Fiモデル)/481g(Wi-Fi+Cellularモデル | 444g(Wi-Fiモデル)/446g(Wi-Fi+Cellularモデル) |
スピーカー | ステレオスピーカー/2つのマイク | ステレオスピーカー(横向き)/2つのマイク | ステレオスピーカー/2つのマイク | 4スピーカーオーディオ/4つのスタジオ品質のマイク |
ディスプレイ | Liquiid Retina ディスプレイ | Liquiid Retina ディスプレイ | Liquid Retinaディスプレイ | Ultra Retina XDRディスプレイ |
チップ | A17 Pro | Apple M2 | A14 Bionic | Apple M4 |
Apple Pencil | Apple Pencil Proに対応 Apple Pencil(USB-C)に対応 |
Apple Pencil Proに対応 Apple Pencil(USB-C)に対応 |
Apple Pencil(第1世代)に対応 Apple Pencil(USB-C)に対応 |
Apple Pencil Proに対応 Apple Pencil(USB-C)に対応 |
キーボード | Bluetoothキーボードに対応 | Magic Keyboardに対応 | Magic Keyboard Folioに対応 | iPad Pro(M4)用Magic Keyboardに対応 |
カメラ(背面) | 12MP広角カメラ 最大5倍のデジタルズーム |
12MP広角カメラ 最大5倍のデジタルズーム |
12MP広角カメラ 最大5倍のデジタルズーム |
12MP広角カメラ 最大5倍のデジタルズーム |
ビデオ | 4Kビデオ撮影(24fps、25fps、30fpsまたは60fps) 再生ズーム |
4Kビデオ撮影(24fps、25fps、30fpsまたは60fps) 再生ズーム |
4Kビデオ撮影(24fps、25fps、30fpsまたは60fps) 再生ズーム |
4Kビデオ撮影(24fps、25fps、30fpsまたは60fps) 最大4K、30fpsのProResビデオ撮影(容量256GBのモデルでは1080p、30fps) 再生ズーム |
カメラ(前面) | 12MPセンターフレームカメラ | 12MPセンターフレームカメラ(横向き) | 12MPセンターフレームカメラ | 12MPセンターフレームカメラ(横向き) TrueDepthカメラシステム |
セキュア認証 | Touch ID トップボタンに内蔵された指紋認証センサー |
Touch ID トップボタンに内蔵された指紋認証センサー |
Touch ID ホームボタンに内蔵された指紋認証センサー |
Face ID TrueDepthカメラによる顔認識の有効化 |
携帯電話/ ワイヤレス通信方式 |
<全モデル> Wi-Fi 6E Bluetooth 5.3 <Wi-Fi + Cellularモデル> 5G(sub-6 GHz) |
<全モデル> Wi-Fi 6E Bluetooth 5.3 <Wi-Fi + Cellularモデル> 5G(sub-6 GHz) |
<全モデル> Wi-Fi 6 Bluetooth 5.2 |
<全モデル> Wi-Fi 6E Bluetooth 5.3 |
SIMカード | eSIM | eSIM | nano-SIM eSIM |
eSIM |
コネクタ | USB-C | USB-C Smart Connector(裏面) |
USB-C Smart Connector |
Thunderbolt / USB 4 Smart Connector(裏面) |
Apple Pay | Touch IDを使った、アプリ内とウェブ上でのiPadによる支払い | Touch IDを使った、アプリ内とウェブ上でのiPadによる支払い | Touch IDを使った、アプリ内とウェブ上でのiPadによる支払い | Face IDを使った、アプリ内とウェブ上でのiPadによる支払い |
まとめ
以上、なぜiPadをオンラインスクールにオススメしたいのか、その理由や、購入時の参考点なども解説してきました。
結論としては、iPadは英会話にしてもプログラミングにしても受講する際に最も適したデバイスといえます。
あとは、ご自身がどのような使い方をするのかをもう一度想像しながら製品選びにお役立ていただければ良いなと思います。