日本では2020年から小学校でプログラミング教育が必修化されましたが、まだまだプログラミング教育は馴染みが薄く、先生方は授業の進め方に試行錯誤されているといいます。
そんな中、今回ご紹介するSpheroシリーズは現在全世界130万人以上が利用し、また”手軽にプログラミング的思考が学べる”ボール型ロボットとして知られ、実に多くの教育現場で利用されているのも事実。
今回はそんなSpheroについてご紹介いたします!
Sphero(スフィロ)とは?
ロボット型玩具でよく知られているアメリカの会社Spheroですが、2011年に「Spheroシリーズ」が発売されて以降は特に教育の場で最もよく受け入れられています。
そして現在「Sphero」というと教育用ロボティック・トイとしてその名が広く知られています。
無料アプリ「Sphero edu」でできるプログラミングは3つ!
Spheroシリーズでは無料アプリ「Sphero edu」を使って3つのプログラミングができます。具体的に何が出来るのか見てみましょう。
「Sphero edu」はSphero社のロボットに対応した、拡張性に優れたシステムです。
(iOS、 Android、 Mac、 Chromebook、 Windowsなどで使用可能です。)
「ドロー」を使って絵を描く

プログラミング初級向け「ドロー」を使ってアプリ上に描いた線の通りにロボットを動かすことができます。
カラーやスピードの変化も自由自在!
「ブロック」を使ってロボットを動かす

プログラミング中級者向け「ブロック」を使ったビジュアルプログラミング。
Java Scriptコードを内蔵したブロックを画面上に並べたり組み合わせることでプログラムを構築します。
「条件分岐」を学んだり、実際にロボットを光らせたり音を鳴らしたりと学べる幅が広がります。
「テキスト」を使って本格的なコーディングを学習する

プログラミング上級者向け「テキスト(JavaScript)」を使って本格的なコーディングを学習できます。
その他Sphero向け対応アプリ

- Sphero Edu (iOS, Android, Kindle, Chrome, Windowsはβ版)
 - Sphero Play (iOS, Android)
 - Swift Playgrounds (iOS)
 
Spheroシリーズは全て同じように動かすことができます。
使い方についてはSphero edu公式HPをご参考にしてくださいね。
Spheroシリーズ~ラインナップ~
Spheroは丸いボール型玩具で、Spheroシリーズの中でもBoltとSPRK+のボディは透明のポリカーボネート製。
中が透けて見えるのでいかにも”メカ”な感じが好きな人にはたまらない仕様となっています。
そして操作の方法もシンプルで使いやすく、子供たちでも簡単に操作できるのが1番の魅力ではないでしょうか。
現在出されている主なSpheroシリーズはこちら。
- Sphero Bolt
 - SPRK+
 - Sphero mini
 
- 防水でタフなLEDドットスクリーンで表現豊かなSphero Bolt
 - シンプル操作で初心者向けのSPRK+
 - 値段も手頃でサイズ的にも可愛いSphero mini
 
LEDドットスクリーンが1番の特徴 Sphero Bolt (スフィロ・ボルト)
Spheroシリーズの中でも最上位モデルと言われているSphero Boltについてご紹介。
その最大の魅力はなんとLEDドッドスクリーン搭載で表現力が増えたこと。
そしてSPRK+と比べ稼働時間が長くなったのも特徴。
アイデア次第で色々な方法でロボットを動かすことができます。こちらの商品も初心者から上級者まで幅広い層に対応できます。
<外装・充電・プレイ時間について>
【外装】
- 透明で頑丈
 - 防水
 - 傷つきにくい
 - シェルは密封されており開きません
 
【充電方法】
専用の充電台に設置するだけ。フル充電(3時間)すれば2時間以上稼働可能です。
※SPRK +の充電台は使用できませんのでご注意ください。
<センサーについて>
- モーターエンコーダー
 - ジャイロスコープ
 - 加速度計
 - 8x8 LEDドットスクリーン
 - 赤外線送受信装(BOLT間通信が可能)
 - 方位センサー
 - 光センサー
 
<接続について>
- Bluetooth LE(30m)
 
<サイズ>
直径:73mm
重さ:200g
野球ボールぐらいの大きさです。
<最大速度>
1秒間で最大2メートル
<同梱包されているもの>
- BOLT本体
 - 専用の非接触充電台、USBケーブル
 - 分度器
 - 方向性、時計シート
 - ステッカーシート
 - クイックスタートガイド
 
<対応プレイエリア>
- 室内
 - 屋外
 - 硬い床
 - 毛足の短いカーペット
 - 土、泥や水中
 - 絵の具などを付着させて紙に絵を描くことも可
 
以上がSphero Boltの概要です。
防水使用になっているので水の中でも遊ぶことができるのがとても大きな利点となっていると思います。
そして、少々高いところから落としても簡単に壊れることがないのも、激しく遊びたいお子様からすれば安心できる点ではないでしょうか。
別売りのシリコンカバーも被せることが出来るので、さらに遊びの幅が広がりますよ。
そして、なんと言っても充電方法も充電台にポンっと乗せるだけと言うのが面倒でなく電池切れが!なんて心配もしなくて済むかもしれませんね。
シンプル操作でできるSphero SPRK+(スフィロ・スパークプラス)
シリーズの中でもシンプル操作で簡単にプログラミングができるのが特徴のSphero SPRK+をご紹介します。
Sphero SPRK+の最大の魅力はやはり透明のボディで中が透けて見えるいかにもメカチックな外装。そして防水仕様でタフ。
初心者から上級者まで幅広い層に対応できます。
<外装・充電・プレイ時間について>
【外装】
- 透明で頑丈
 - 防水
 - 傷つきにくい
 - シェルは密封されており開きません
 
【充電方法】
専用の充電台に設置するだけ。フル充電(3時間)すれば1時間稼働可能です。
※BOLTの充電台は使用できませんのでご注意ください。
<センサーについて>
- モーターエンコーダー
 - ジャイロスコープ
 - 加速度計
 
<接続について>
- Bluetooth LE(30m)
 
<サイズ>
直径:73mm
重さ:181g
野球ボールぐらいの大きさです。
<最大速度>
1秒間で最大2メートル
<同梱包されているもの>
- SPRK+本体
 - 専用の非接触充電台、USBケーブル
 - 迷路テープ
 - 分度器
 - ステッカーシート
 - クイックスタートガイド
 
<対応プレイエリア>
- 室内
 - 屋外
 - 硬い床
 - 毛足の短いカーペット
 - 土、泥や水中
 - 絵の具などを付着させて紙に絵を描くことも可
 
以上がSphero SPRKの概要です。
基本的なシンプル操作でボールを動かしたり、アプリを使って実際にプログラミングで遊んでみたりと色々な方法で学ぶことができます。
本体も頑丈で防水仕様となっていますので、少々荒っぽく使っても大丈夫な点が安心ですね。
小さくて可愛いSphero mini(スフィロ・ミニ)
次にSphero miniについて解説します。Sphero miniの最大の特徴はそのサイズ。
ちょうどピンポン玉ぐらいの大きさで可愛らしい。しかしそのサイズ感とは裏腹にたくさんのアイデアが詰まっています。
ありがたいのは手の届きやすいお手頃価格である事。
まずお試しでプログラミング玩具として使用してみたいと思った方にはおススメの商品です。
<外装・充電・プレイ時間について>
【外装】
- カラフル
 - シェルは2つに開きます
 
【充電方法】
シェルを開き、内部のロボットにマイクロUSBケーブルをつなぎます。
フル充電(1時間)で1時間稼働可能です。
<センサーについて>
- モーダーエンコーダー
 - ジャイロスコープ
 - 加速度計
 
<接続について>
- Bluetooth LE (10m)
 
<サイズ>
直径:42mm
重さ:46g
ピンポン玉ほどの大きさ
<最大速度>
1秒間で最大1メートル
<同梱包されているもの>
- Sphero Mini本体
 - Micro USBケーブル
 - 3ミニコーン
 - 6ミニボーリングピン
 
<対応プレイエリア>
- 室内
 - 屋外(ただし防水ではありません)
 - 硬い床
 - とても毛足の短いカーペット
 
以上がSphero miniの概要です。
Spheroシリーズはやはり購入してみたいと思ってもその値段にまず目が行きがち。
その点このminiでは他の商品と比べてお手頃価格なので安心ですよね。
もちろんこの商品でもプログラミング体験ができるので、まず手軽に使用してみたいと思われている方にオススメの商品です。
Spheroシリーズ比較
| Sphero シリーズ  | 
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|---|---|---|---|
| 外装 | 
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| 充電方法 | 充電台に設置 | マイクロUSBケーブル | |
| センサー | 
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| 接続 | Bluetooth(30m) | Bluetooth(10m) | |
| サイズ | 野球ボールぐらい | ピンポン玉ぐらい | |
| 最大速度 | 秒速2m | 秒速1m | |
| 対応プレイエリア | 
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  | 
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「Sphero SPRK+」と「Sphero BOLT」は似ているところが多いです。
大きく違うのはセンサーで「Sphero BOLT」の方がより多くのセンサーが備わっています!
Sphero BOLT同士での赤外線通信でメッセージを送りあったり、明るさを条件にプログラミングしたりと、より高度で多彩なプログラミングをしたい場合はBOLTがおすすめです。
「Sphero Mini」は他の2つと違う部分が多いです。
機能がシンプルで、サイズが小さくお手頃価格なので入門としておすすめです。
まとめ
今回はボール型ロボットSpheroシリーズの紹介をしてきました。
- シンプル操作で初心者向けのSPRK+
 - 防水でタフなLEDドットスクリーンで表現豊かなSphero Bolt
 - 値段も手頃でサイズ的にも可愛いSphero mini
 
とにかくSpheroが1個あればご家庭でも、複数個あれば教室でもプログラミングを思い切り体験できますよ!
		  	      
      



